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「頑張りすぎてしまったんだね」

私の病気は、「うつ病」とそれにともなう「パニック障害」というものでした。うつ病もパニック障害も、 誰でもかかる可能性のある病気で、珍しい病気ではありません。とはいえ、とても苦しい病気です。

私がうつ状態に陥ったきっかけは、子どもの受験や両親の病気などで主婦としての負担が大きくなったことでした。どうして良いか分からないうちに、「うつ」が薬を飲まねばならないほどに悪化していきました。

うつは、億劫な感じ、人と会うことが煩わしい、いつもしている事ができなくなる、不眠、食欲低下などの 症状がありますが、 悪化すると刺激に対する抵抗力がおちてきて更に多彩な症状を起こします。 昼も夜も全くリラックスできなくなり、とても辛く、 私は、「自分は、今、助けてほしい」と心底思い、 夫に休みを取ってもらって心療内科に行ったのです。

初めてドクターに会ったとき、私は満足にしゃべることもできませんでした。 でも、ドクターは私の目を見てはっきりと 「うつは治りますよ」と言ってくれたのです。 話もよく聞いてくれて「頑張りすぎてしまったんだね」といたわりの言葉をかけてくれました。

この時、すごく安心して泣いてしまったことを覚えています。それまでは苦しくて泣いていたのですが、 ドクターの前で流した涙は、私のことを分かってもらえた嬉しさと治るんだ大丈夫なんだと思えた安堵の涙でした。

 

「今みたいにベストが無理なときは、ベターを目指すというのはどうですか?」

ドクターに診察してもらって、私に合った薬を処方してもらい、家事はヘルパーさんに任せるようにアドバイスしてもらって、楽になりました。

通院はタクシーでなければできませんでしたが、薬を飲んで寝たり起きたりの状態から、 長い時間でなければ音楽を聴いたり本を読んだり、静かな場所なら 散歩してみたいなと思うようになったりと落ち着いてきました。
私は薬がよく効くタイプだったのか、治療をうける前の苦しさは何だったのかと思えるほどでした。
診察のたびにドクターからは
  • 「自分を大切にケアしよう」、
  • 「ベストよりもベターーを目指すと言う風に考える事はできそうですか?
  • 「自分で全部を引き受けなくてもいい、 代理をしてもらえることは他の人に頼めるようになるといいね」

などと言ってもらえて、自分のことや物事を客観的にみる方法を教わった気がします。

「本当に改善感が感じられたんだね」

治療から1ヶ月たった頃、やっと自分の内面と対話できるようになってきた感覚を、私は一生忘れないでしょう。

不思議なイメージなのですが、自分が、遠くで手を振って微笑みながらこう言っているのです。

「良くなったよ、ケアを受けてくれてありがとうね」。私は嬉しくて泣きました。

ドクターとのカウンセリングの時、この体験を話したら、「そう、本当に改善感が感じられたんだね」と ドクターは言ってくれました。信じてもらえるか不安だったのですが、ドクターはちゃんと聴いてくれており、私はとても嬉しかったです。